近所のスタジオでサックス教室のコンサート(生徒さんの発表会・プロのバック付き)。
録音に関わってから何回目になるか忘れてしまったが1年に2回。リハもなく生楽器の一発録音、しかも生徒さん達の音量にはバラツキがあり、ダイナミックレンジの大きなドラムも入ってくるのでかなり神経を使う。
そこでお願いして今回からデジタル録音機を備えていただいた。ダイナミックレンジが広い上に、入力に音量をある程度整えるコンプレッサーが付いているからだいぶ気が楽になった。
しかもコンパクトフラッシュかSDカードに録音するから、それを抜いて持って帰って整音やCD化が簡単に出来る。実際に出来た音を聞いたとき、前回までの音と違って軽くコンプレッサーを掛けているので失敗が少なく迫力が出た。
生徒さんは音にツヤが出てきたようだ。社会人で練習時間が少ないから上達は早くないが、数年前に初めて聞いたときとはだいぶ違う。
それにしてもサックスで綺麗なツヤのある音を出すのは難しいものだなと。人の声と同じで、どれが正解とも言えない奥の深さがある。
例えばジョン=コルトレーンとポール=デスモンドなど同じサックスの音だと分類出来ないほど違う音。テナーとアルトとソプラノなどの違いもあるが、それ以上の違いがある。どちらが良い音という話ではなく、どちらが好みか、どちらがその曲に合っているかという話、その辺りが歌手の声と同じだ。
オペラの声でフォークソングを歌われても入ってこないし、ボサノバのような囁き声ではアリアに合わないだろう。人間の声帯ほどは楽器の部品に違いはないと思うが、出てくる音が千差万別なのがサックスの面白さかもしれない。
今日のカメラ:というかiPhone5Sでした
