2013年3月アーカイブ

SONY DSC-HX300 50倍ズーム1200mm

2013003030000.jpgもちろん普段から1200mmを使いまくるなんてことは考えにくい。が、そこまで使えるということは、レンズの短さで何かをあきらめることだけは無くなるという「余裕」ではある。

これは東京ミッドタウンの庭にいたスズメを、500mm少々で撮ったものだが、かなり離れているのでスズメが驚くこともなく、自然な表情を撮ることが出来た。ビルの陰で薄暗かったのでわずかにブレているけれど。実売45,000円ほどのカメラでこんな写真が撮れれば文句はない。その上60pのフルハイビジョン動画まで撮れるのだ。ファインダーに水準器を表示出来るので水平な写真が撮れるし、機能で不満な点はない。

これが1眼レフカメラの500mmレンズとなると長くて大きいので、カバンから取り出しているだけでスズメが驚くかもしれないし、そもそも一眼レフカメラに丁度500mmを付けていることも少ないので、標準レンズから付け替えている間に被写体はいなくなっていただろう。そこがコンパクト高倍率デジカメの価値で、画質は高級一眼に譲るが、「面白い物を逃がさない」という魅力は大変に高いと思っている。

画質を譲ると言っても、Carl Zeiss Vario Sonner T* 名義のレンズは、SONYの新しい強力な手振れ補正の力もあって、少なくとも5、600mmぐらいまではHX300の裏面照射型2040万画素CMOSセンサーに高精細な画像が記録出来る。1200mmともなると、さすがに原寸大を大きく印刷して鑑賞という感じではないが、それをパソコン鑑賞用に縮小してしまえば充分に使える写真になると今回思った。私はA全版で写真展に出品するなんてことは有り得ないので、あくまでパソコンでよく見えれば良いのだ。あまりにも遠くが見えるので、ちょっとスパイ気分になってしまうのだが。。

2013003030001.jpg東京ミッドタウン横の公園から。中央に小さく東京タワーの展望台が見えている。ここに1200mmでズームしたのが次の写真。
 
 
 
 

2013003030002.jpg現場で「えーっ」と思うと同時に、なんか笑えてきた。ホントに写るんだなあ、みたいな感想。しかも立ったままズボラな手持ちで。こうなるともう、湿度とか大気汚染の条件の方が大事になってきそう。手振れ補正もかなり強力なようだ。

実は1200mmまで行くと、手のほんの少しの揺れで被写体が画面からいなくなってしまう、それぐらいの揺れなのだ。被写体が真ん中に来て安定して「今だソレ」とシャッターを押すという、そんな感じなのに写ってしまったので「えーっ」と。ま、簡単なので良いので三脚なり肩当てなりあった方が撮影しやすいだろう。何かに置いてセルフタイマーでシャッターを切れば揺れの要素がなくなる。

2013003030003.jpgさて次は中央のクレーンにズームインすることに。(この写真はワイド端)
 
 
 
 

2013003030004.jpgどーん。効果音としては どーんが合いそう。上の写真の距離から、ワイヤー4本がくっきり写るだけでも驚いた。
 
 
 
 

2013003030005.jpgさてこのカメラには光学50倍の先に、粗が目立たないように拡大する「全画素超解像ズーム」という機能があって100倍まで記録出来る。50倍以上はレンズはジッとしているわけだから、デジタルズームの発展版という感じか。デジタルズームほど急にぼやけたり斜めの線がガタガタしたりしないから、それをこの程度に縮小してしまうと「これでもちゃんと撮れている」ように見えて使えてしまう。元サイズで見ると、50倍の時より少しベッタリした感じになっているのだが。

2013003030006.jpg100倍の写真の原寸画像を切り取ってみると、「40M 10T IHI」の文字。
 
 

2013003030007.jpgこちらは六本木ヒルズ展望台から東京タワー方向。左奥に小さく東京スカイツリーが見えているが、そこにズームインすると・・
 
 
 
 

2013003030008.jpg霞んでいるが一応写った。
 
 
 
 
 

2013003030009.jpg東京タワーは近いからクッキリ。
 
 
 
 
 

2013003030010.jpg特別展望台はアップになると東京タワーかどうかも判らないほど一部分しか写らない。背景になっている高層マンションは2.6kmほど先の勝どきにあるのだが、レンズによって引き寄せられている。撮影地から東京タワーまでは1.5kmほど。
 
 
 
 

2013003030011.jpg超解像ズームの原寸大になると、展望台の人の服装が判る。最初のワイドで見た東京タワーの写真から、その展望台にいる人が見えるという想像は付きにくいが。
 
 
 
 

2013003030012.jpg池袋サンシャイン60
 
 
 
 
 

2013003030013.jpgレインボーブリッジの向こうのフジテレビ目玉ビル。
 
 
 
 
 

2013003030014.jpg夕陽・・沈む直前で、手前に雲があって暗くなっていたため綺麗に写ったようだ。単にズームしてオートで。映画の「終」という字が出てきそう。

素通しの光が目に来る一眼レフと違ってファインダーも液晶ディスプレイだから、望遠でもふいに失明するような光が飛び込んでくる心配はないが、明るいうちの太陽の撮影には特殊なフィルターなど使わないと受光素子にトラブルが発生するかも知れないので、その辺はよく勉強して自己責任でお願いします。

そういえばこのカメラの良い点がもう1つ。55mm径のレンズフィルターがアダプター無しで使える。普段はプロテクター、たまにはPLフィルターなど、ちょっと凝った写真も撮れる。

フィルター用にアダプターの必要なカメラはレンズ部分が長くなって仕舞いにくくなったりして、使わなくなってしまったことがあった。

次回は今回のような実験写真ではなく、マトモな写真をお届けしたいなと・・

 

花冷え

2013003027001.jpg満開の桜をしとしと冷たい雨が濡らす水曜だった
 
 
 
 
 

2013003027002.jpg桜が1人頑張っていても、寒さと雨で人影の無い下落合公園
 
 
 
 
 

2013003027003.jpg下落合野鳥の森公園は新緑が美しい季節に。お隣の薬王院は枝垂れ桜がもうすぐ。ここも人っ子1人無し。東京の真ん中にもこんな場所が・・

今日のカメラ Sony DSC-HX300

 

「孤独のグルメ」DVD

テレ東の「孤独のグルメ」にすっかりハマって、シーズン1のDVDを見終わり、引き続きシーズン2のDVDに突入。

あまりにハマったので、レンタルではなく購入してしまい、毎日夕食の時に1話か2話ずつ見ながら食事。人が旨い美味しいコレは凄いというのを聞きながら食べるのは、こちらも食事が旨くなって大変消化によろしい。旅番組のそういうのより、ユーモアが足されている分余計に食事が進む。

井之頭五郎(松重豊)が商店街を歩きながら食堂を探す感じが、私にとってまさに「あるある」なのだが、これは友人と誘い合わせて食事をするのが好きな人には判りにくい楽しみなのか。「この看板、店構えの感じがいかにも地元に愛されていそうで良いな」とか「なんだこのメニューは」などと思いながら何を食べようか探し歩く時間。それをひたすら心の声としてつぶやきながら、微妙な表情を浮かべて歩く俳優・松重豊さんが最高。こんなに感情移入出来るドラマ?は最近なかなか見つからない。

1話ごとに原作者・久住昌之さんが、ドラマに登場した店に実際行って食べてみるコーナーが、テレビでの未公開シーンを含めて付いているのがまた楽しい。

「グルメ」なのだが、町の食堂や普通の中華料理店やそんなところばかり出てくるので参考にもなる。何しろ実在の店、メニューがそのまま出てくるのに、それがグルメ情報番組ではなく、ドラマ仕立てというのがユニークだ。

そして更に良いのは、主人公が金がないからそういう店しか行けないという貧しい感じではなく、高級店より好きだから商店街を探し歩いているという感じがいい。喫茶店は結構オシャレなカフェでスペシャルなコーヒーを飲んだりするし、食堂でも決して金額で食べる物を決めないで、純粋に旨そうな物だけを探す。かと言って高ければ良いという物でもなく、その辺の感じがいかにも中年の感性にピッタリだ。

高い物への憧れなんていうものは特に無く、ランチに4千円出せないことはないのだけれども、千円の店の方が良いんだもんという感じ。そしてそういう店で期待以上の味に出会った時の喜びは、4千円出していたら味わえない喜びだ。

「まだ食べるの?!」「口の中が祭!?」などと笑いながら食事をするのが最近の楽しみになっている。

 

豊島区西池袋 自由学園明日館の夜桜

2013003025001.jpg立派な桜の木が並んでいる自由学園明日館の庭。日曜日の夜は、どうやら結婚式が行われていた様子で、白衣のシェフや正装をした人が中に見え隠れしていた。

桜の木は1種類ではなく、少し咲く時季がずれているようでまだ蕾の木も1本あった。
 
 
 
 

2013003025002.jpg木は多いわけではないが、建物の美しさと上品にライトアップされた桜で見応え十分。
 
 
 
 

2013003025003.jpg 
 
今日のカメラ Sony DSC-HX300

 

下落合近くの神田川夜桜

2013003024003.jpgテレビの天気予報の花見情報で「日曜日は雨模様なので、この土日なら今日でしょ」みたいな事を言っていたので土曜日の夜に神田川に行ってみた。
 
 
 

2013003024004.jpg今年は本当に慌ただしく満開になった感じで、見る方も慌ててしまう。

毎年写真を撮っても同じなのだけれど、今年も撮ってますみたいなことも生きている確認なのかも知れない。もう1年経ったか・・

 

今日のカメラ Sony DSC-HX300

このカメラは、何もいじらずにオートでカメラ任せにすると猛烈ハイテクを駆使して明るくハッキリ写ってしまうので、薄暗さを出すためには少し設定する必要がある。

そうでないと、同じ場所で同じ時間に撮ったのが・・

 

2013003024005.jpg「昼か!」みたいなことに・・

短いシャッタースピードで何枚か撮ったのを合成するような"何か凄いこと"が行われて、暗い場所なのに、ブレもノイズも殆どない明るい写真が出来上がる。凄いなあ・・

こういうのを使う場面もあるだろうし、技術には感心するけれど、「実際はこういう景色ではない」わけで、やはり調節用のジョグダイヤルを押して画面上「0EV」になってるヤツをマイナス方向に調節して思った明るさにするのが自然だろう。簡単に調節出来るので、思った明るさになるまで試すことが出来る。

このカメラは、マニュアルモードで絞りやISO感度やシャッタースピードを切り替えながら調節するメニューも使いやすい。

モードダイヤルがマニュアルの「M」になっている時、ジョグダイヤルを押すたびに調節したい項目を進んでいき、そのまま回すと数値が変わるから、ファインダーから目を離さずに親指の操作だけで色々設定できる。この辺のユーザーインターフェイスはソニーの物が肌に合う。テレビのリモコンもそうだ。

結局使いにくいと使わなくなるから、ボタンの位置や形や手触り、メニューの表現などは重要だと思っている。しかしカメラ選びの時には画質や限界性能にばかり目が行ってしまうのも確かなのだが・・。

このHX300とα99は、実際に手に取って、自分の手の大きさに合っていて、しっかり握れる点が気に入った。

オートバイも似たところがあって、数値上で馬力があるとかゼロヨンが速いとかいうより、自分の体型に合って乗りやすいバイクの方が速く安心して走る事が出来る。バイクに振り回されていても楽しくないし危険でさえあるが、カメラも持ちにくいと重く感じるし、持ち歩くのがメンドクサクなる。道具は手に馴染んでこそ、使うのが楽しくなると思う。メニュー画面も含めて。

 

新宿区下落合のタヌキ

2013003024001.jpg夜はよく出会うのだが、1匹で歩いているのは割と珍しい。

後ろから見ても犬や猫と間違えることは無し。この丸さが・・

夜の暗い中で手持ち望遠の割に写るので感心した>SONY DSC-HX300
 
 
 
 

2013003024002.jpg注意深く、数歩進むたびにキョロキョロ。

アライグマのように気が荒くないので何となく人と共存出来てますね。ノラと言えばノラなんですが、犬みたいに噛みついたりしないし、猫みたいに屋根の上で大騒ぎしたりもせずヒッソリと。

そういえば猫はタヌキをとても恐がっているようで、タヌキも猫が嫌いらしい。タヌキが猫に向かって歩いて行って、猫が逃げているのを見たことがあります。餌場が競合しているのかも知れません。

タヌキは糞をする場所が決まっていて、複数のタヌキが集まるそうで、そこは臭いが大変らしいですが、アチラも古来から住んでいる在来種なわけで、その程度の理由で絶滅させるわけにはいきません。スズメだってカラスだって糞はしますからね・・

 

我が家のミノルタ・ファミリー

2013003021001.jpg35mmフィルムカメラ時代にミノルタのアルファ・スウィートIIというのを使っていて、そのレンズやアクセサリーが手許に残っている。レンズは安い物ばかりだから今も使えるという物は少ないが、20mmのレンズは意外と接写に強くて面白い。

SONYがアルファを作るようになってからもストロボは買わずに済んでいる。とは言え使ったことが無いけれど。昔は夜に動きのある物を撮る時にストロボが面白いので、神輿の撮影などに使っていた。スローシンクロで動きを付けたりすると、素人なのにプロみたいな写真が撮れちゃったぜ、みたいな楽しい勘違いが出来た。プロは構図とかが違うのだけど。。

この写真はアルファ65にミノルタのストロボ。アルファ99はアクセサリーシューの形が変わったので、付属のアダプターを介して使うことになって、これよりちょっとカッコワルイ。
 
 

2013003021002.jpgミノルタファミリー。これを撮るのに使っているのはα99で50mm/F2.8。ミノルタにピントが合っているのでミノルタファミリーという感じ。

奥がミノルタの70-300mm、左手前はミノルタ20mm。カメラ本体には24-105mm。

アルファスウィートは本体が軽く小さく、当時広告では女性にアピールしていたが、旅カメラにピッタリで長い間使っていた。本体だけでなくレンズも小型軽量で気軽に持って歩けた。本体重量を量ってみたらおよそ350gで、今のNEX-7ぐらいしかない。それに軽量レンズだから、いかに手軽か。

24-105mmというのは、とても万能なサイズ。確かにF3.5-4.5と少し暗いし、アルファ99に付けてみると24mmのワイド端の時は四隅が少し暗いので今また使おうという気にはならないけれど、今付けているレンズが明るくて性能が良い代わりに24-70mmまでなので、1本だけ持って旅行に行くにはちょっと長さが足りない。2本持つと格段に荷物が増えるし、シャッターチャンスに付け替えるヒマが無かったりして、やはり多少画質を落としても高倍率は魅力があるなと思っている所。

スウィートは当時本体が5万円ぐらいだったか?こんなに小さくて35mmフルサイズ(フィルムだから当たり前)で当たり前に背景ボケをしていたのだから、デジカメが最近やっと「背景ボケが綺麗に出ます」などと言われているのを見ると、ここまで来るのにずいぶん時間が掛かったなと思ったりする。

2013003021003.jpgさてこの写真、2枚目の写真との違いは、絞りを2.8から10に変えてみただけ。ピントの合う範囲の違いを実験。どれが主役なのか判らなくなり「これだけ持ってますよ」という説明の写真に。
 
 
 
 

2013003021004.jpgこれは絞りを2.8にしてSONY機にピントを合わせたもの。

2枚目は「ミノルタ先輩!」という感じだし、こちらは「ソニーが攻めてきてミノルタが小さくなっている」みたいに見える。

この辺はコンパクトカメラでも、絞り優先モードで絞りの数値を変えてみると楽しめるので、オートしか使ったことの無い方は1度お試し下さればと。

 

2013003020001.jpg新宿区下落合に新しい文化施設誕生で早速見に行く。この辺りは画家のアトリエが多く、先に佐伯祐三アトリエ記念館があるが、ここは中村彝(つね)の旧居を再現(元の部材も活かせる部分は活かしている)保存されることになったもの。37歳で亡くなったことがとても残念な素晴らしい画家のアトリエなので、保存に尽力された方々と新宿区に感謝したい。
 

2013003020002.jpg中村彝のあとにも住んでいた方がいるので、中村彝が住んでいた当時からあった物と、その後替えられていたりした物の区別は付かないとのこと。小物は判らないが、アトリエや生活していた空間など基本を味わうことは出来る。

大日本印刷による超細密な印刷技術による中村彝の絵を何点か見ることが出来る。4K規格だという大型テレビで中村彝の紹介映像が流れている。
 
 
 

2013003020003.jpgアトリエの定番、北側の大きな磨りガラスの窓と天窓。普通の住宅は北側をあまり活かしていないが、北側の窓は光が優しくて好きだ。
 
 
 
 
 
 
 
 

2013003020004.jpgなにか可愛い外観。現代生活のように物が多く、テレビやステレオやベッドやパソコンやら置いていたら絵を描く場所が無くなってしまう・・ って、画家がそんなことをするわけないか。。
 
 

2013003020005.jpg前の道や塀沿いも綺麗に直されている。道までお金掛けちゃいましたか、とも思ったけれど、場所が判りにくいから道案内のために石畳で誘導しているのだろう。

地方を旅しても、その地方の文化人を大事にしているのは良いなと思う。観光資源としての人寄せ施設と考えられている部分もあるが、地元の人にとってはそれ以上のものがある。郷土に誇れる人がいる、誇れる物があるというのはやはり単純に嬉しいものだ。
 
 
 

2013003020006.jpg記念館をあとにして少し散歩。こんにちは。
 
 
 
 
 

2013003020007.jpg薬王院。桜もほころんできた。今年は本当に早くて、桜祭りを4月に企画している商店街はみんな慌てている。桜が散ったあとでもやるという場所も、桜に合わせて前倒しするという場所も。中野通りはどうするかな。
 

2013003020008.jpg牡丹寺として有名な薬王院。今年は桜同様に早いのだろうか。いつもは4月末ぐらい。もうつぼみはだいぶ大きいようだが。
 
 
 

2013003020009.jpg椿はもうすぐ終わり。この木は満開だが、この裏側の白いのは半分以上が落ちていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2013003020010.jpgそしていつものうさぎ。造形的に本当に好きだ。漫画的に可愛いのではなく、しっかり個性があって甘さがないのに可愛い。元気だったかい
 
 
 
 
 
 
 
 

2013003020011.jpg隣のフクロウさんもお元気でしたか。嵐の日でも雪の日でもここにいる。
 
 
 
 

2013003020012.jpg2人を残して帰ります。またね

 

今日のカメラ Sony α99 + SIGMA 24-70mm 1:2.8 DG HSM、Sony 2.8 / 50mm MACRO

 

そして六本木ヒルズ

2013003016013.jpg国立新美術館を出てブラブラ歩いたら六本木ヒルズの見えるこの角に出てきた。陽が落ちて来たし展望台には良いかもということで上がってみる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2013003016014.jpg東京スカイツリーが完成してから初めて来たのだった。左の奥の方にあるのだが、細いし、色が東京タワーほど目立たない。夜になると上で光が回るのでかえってよく見えるようになる。ただそれを写真に撮るとなると難しい。
 
 

2013003016015.jpg1500円に500円プラスで屋上・スカイデッキに。カメラ本体と携帯以外は全て下の階のロッカーに預ける規則。急に強い風が吹いたりするから、荷物が飛ばされて地上に落ちたりする恐れがありで。というぐらい普通の柵しか無いから眺望が良い。コースを外れそうになるとゾロゾロいるガードマンが飛んでくる。あれだけガードマンがいれば展望料が高いのも仕方ない。事故があったらそれでこの楽しみは終わりになるだろうから頑張って欲しい。

2013003016016.jpgMAX5t。100人乗っても大丈夫、ではないらしい?イナバ物置って丈夫なんだな。
 
 
 
 

2013003016017.jpg陽が落ちるとお客さんがどんどん増えてくる。景色を見ながらビールなど飲めるコーナーもありで。夕方の半端な時間に入った私はエレベーターやスカイデッキに並ぶことも無かったから、正解だったのかも。上にいる時間制限などは無いし、当日は再入場も出来る。
 
 
 
 
 
 
 

2013003016018.jpgすっかり暗くなった。テレビ朝日の1階は自由に入れる展示スペースとグッズ売り場。「相棒」とか「ドラえもん」とか・・大下アナは風邪で昼の番組を休んでたっけか。BS朝日はよく見るけれど、テレ朝って見ないなあ・・

帰りはまた大江戸線。ここからはちょっと歩くんだよね。。

今日のカメラ Sony α99 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM

 

国立新美術館に着いてしまった

2013003016007.jpg久しぶりに不案内な場所を不案内なまま歩く。東京ミッドタウンから六本木ヒルズが見えていたので、ちょっとそっち方向に行ってみようかと歩いていたら、突然国立新美術館の入口前に到着。へー、こんな所にあったのね・・全く地図を見て来なかったから新鮮な驚き。
 

2013003016008.jpg入館にお金はいらないようなので入ってみることに。
 
 
 
 
 

2013003016009.jpg建物がグニャグニャしている上に超広角レンズだから、何がまっすぐで正しいのか判らない。1階はお安めのカフェだったので、そこに座って見上げたところ。
 
 
 
 
 
 
 
 

2013003016010.jpg超広角だから余計に膨らんでみえているが、実際にも上が膨らんでいて、上がカフェレストランに。1つ前の写真は左下の窓際の椅子に座って見上げた写真。

特撮の宇宙基地とかいう感じも。
 
 
 
 
 
 

2013003016011.jpg地面だけは平らなので、精神を安定させたい方は床を見ると落ち着きます。

上の階で「ARTIST FILE 2013」というのをやっていたので観てみた。ここは有料(1000円)。韓国のヂョン・ヨンドゥさんの写真が結構面白かった。5~7歳児の描いた自由な絵を、景色や人の衣装などを似せて実写再現した写真集。花の横で人がド派手な衣装を着て飛んでいたりする絵は子供がよく描くけれど、そのまま人間が再現すると、シュールレアリスムの、何か意味のある写真のように見えてくる。

現代アート8人の作家の作品があり、面白い物、綺麗な物、神秘的な写真、意味が判らない物など色々だったが、判る物もあったので入って損はしなかった。現代アートやパフォーマンスは自分との相性があって、汚い格好で変な動きとかされてもね、なんていう時も多いけれど、今回は当たりだったかな。

2013003016012.jpgこれは美術館玄関前に別棟になっている傘預け棟(?)。館内がビショビショになるのも困るし、入口に傘立てが並んでいるのもカッコワルイということで設けられた建物なのだろう。人けのない無機質なスペースに光が差し込んでいて、ちょっと不気味な感じもして、しばし眺めてしまった。何でも意味ありげな展示に見えてしまったのは現代アートを見た後だったからかも・・

そういえばカメラを持ってきている人も数人いて館内(展示室以外)で好きなように撮っていて、ガードマンも誰も何も言わなかった。最近民間のビルはよく入口に撮影禁止のマークがあるから最初は標識など探してキョロキョロしてしまったが、ここは自由らしい。そこら辺が国立なのかな。

今日のカメラ Sony α99 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM

今回はずっとこの組み合わせ。超広角1本しか持っていかなかったのには理由があって、数回後に明らかになります(^^;

 

東京ミッドタウン

2013003016003.jpg「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 江戸の芝居小屋」を見るためサントリー美術館へ。詳しい場所を知ったのが今回初めて、というぐらい、この辺りには縁が無かったりする。

地下鉄大江戸線に乗っていったが、東京ミッドタウンは地下でつながっていて、初めて見たミッドタウンがこの写真。全景が判らないまま館内へ進めるのは便利なのだが、案内図だけだと全体の規模や「あっちの方の奥」みたいな見当が付かなくて、何か手探りな感じ。

2013003016004.jpg館内や、勿論美術館内は撮影が出来ないので、取りあえず外観のみ。全体の印象はコンクリートというより、金属とガラス。

ここの柱は何も案内を読んだわけではないが、森をイメージしているような。日本庭園の精神というか、木を使わずに木をイメージしたり、ガラスの上を流れる水で湖を表現しているように見えた。
 
 
 
 
 

2013003016005.jpg「江戸の芝居小屋」の展示は当時の絵図や役者絵、役者が使った道具などが展示され、今回建て替えられた歌舞伎座の最初の建物から順番に模型が並べられていたりしていて、熱心なファンが広げられた書物を熱心に読んでいたり盛況だった。私は何代目団十郎が・・みたいな話は判らないので、判りやすい当時の絵や地図などを飛ばしながら見て歩いた。一番熱心に見たのが、歌舞伎座今昔の模型と写真だったりして・・あの近所の会社に勤めていたので、毎日のようにあの裏側の蕎麦屋とか喫茶店とかをウロウロしていた時期があって、建物自体に親しみがあった。
 
 

ミッドタウン自体はクリスマス前後の凄いイルミネーションなんかの時以外は意外と地味で、何か色々な大きさの建物が集まったような印象。真ん中にガレリアがあって、食事をしようとか思うとやたらと廊下(移動距離)が長くて店のある場所が判りにくい。食べ物は食べ物でまとめておいて欲しいなあ。

ウロウロしていて、「箸長」という箸と器の専門店を見つけた。かねてより「職人が作る5角形の箸が持ちやすい。いや8角形が」といった話を聞いていたので寄ってみると、色々な箸が試せるように壁にズラリと展示してあった。

持ってみると確かに手にシックリ来るのや来ないのや、重いのや軽いのや、持つところと先端で重さの違う木を寄せ木にしてあるのや、4角やら5角やら・・。迷いに迷って購入したのは寄せ木の5角。軽いのだが、手に当たる部分は手触りが柔らかく、先は固くて箸同士が当たるとカチンと言うぐらいのシッカリ感。こういう世界もありましたか・・

2013003016006.jpg 
 
 
 
 
 

今日のカメラ Sony α99 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM 箸の写真は Sony 2.8/50 MACRO

 

六本木ヒルズ展望台からの夕景 

2013003016001.jpg幹線道路に並ぶ車が光に溶けていくような夕景でした。

 

春は霞んでいるから遠くがカリッと見えない。

富士山もボンヤリしか見えない。

でもその代わり

印象派的な夕景をプレゼントしてくれますね。

撮影地:六本木ヒルズ・スカイデッキ

今日のカメラ Sony α99 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM

 

池袋の居場所

2013003015001.jpg池袋は一番よく行く場所なのでお休みどころもいくつかある。

ここ皇琲亭はうちで飲むためのコーヒー豆が無くなると買いに行くことが多い。炭火焙煎の苦めのが好み。アイスコーヒー用100g630円が家で一番良く使う定番の物。ホット用のブレンド豆も同価格だが、私はアイス用の豆をホット用にも使い、低めの温度の湯でいれて飲むのが好き。

ここも新宿の但馬屋のように山小屋風というのか、太い木の梁と厚いカウンターがドーンとある重厚なインテリアで、客席同士の空間も広くて落ち着く。食べ物のメニューは少なく、もっぱら本格喫茶の店という感じ。豆の挽き売りや紅茶の葉、コーヒー関連器具も扱っている。ヤマダ電機の脇なのに静かな空間。

私はドトールも好きだから新宿でも池袋でも利用する頻度はドトールの方が多いのだが、「過ごします」という使い方と違って「用事の途中で飲みます食べます」という感じなので今回は登場しないだけ。私にとってはこういうタイプと両方がある方が有難い。

今日のカメラ Sony DSC-HX300

 

 

新宿の居場所-2

2013003013001.jpgもう私が居場所なんて言うのも今更な感じがする有名なジャズバー。実はもう一軒の生演奏のある方のDUGにも行っていたのだが、今はここだけに。その辺の複雑なお店の変遷に関しては公式ページのHistoryで見ていただいた方が正確。

ジャズが大きめに鳴っているので隣の会話が気にならない。奥行きのあるカウンターがあるので、1人で行っても気兼ねなく長居出来る。ジャズの雑誌などを借りて読んだり壁の写真を見たり。好きな音楽の中で軽い食べ物をつまみながらビールが飲めたら何も言うことはない。昼はコーヒーとベーグルなど。

私は2人掛けテーブルに1人で座っているのが好きじゃない。狭い店では特にそうで、そこに2人連れが入ってきて「あいてない」と言って出ていったりすると落ち着いて座っていられない。次に2人連れが入って来たら帰ろうなんて思ったりしながら。

その点カウンターなら"ここ私の席ですから"と主張出来る感じがある。そういえば池袋でよく行く喫茶店も蕎麦屋も漏れなくカウンター席がある。まあ椿屋のような贅沢でゆったりしていて席に余裕がある喫茶店は別として。あれはあれで、そのゆったり感が売りなのだから、こちらも享受させていただくことにしているが。

今日のカメラ Sony α65 + Sony ZEISS 16-80mm F3.5-4.5

 

 

新宿の居場所

2013003012001.jpg居場所その1はビックカメラ新宿西口・・かよ(*_<)☆\

池袋がビックの本拠地という感じなのだが、カメラやパソコンの細かい部品まで意外と揃っているのが新宿西口店。池袋はカメラやパソコンが別棟だが、ここは1つにまとまっているから用がなくても1階ずつ見て歩いたりする。
 
 
 
 
 
 

2013003012002.jpgその帰りがここ、但馬屋珈琲店。1階2階にカウンターとイス席。"レトロ調"なのではなく本物。味も本物。

苦みのきいた自家焙煎のアイスコーヒーとアップルパイをよくいただくけれど、たまに贅沢して水出しアイスコーヒー。ワイングラスみたいなグラスに入ってきて、氷もシロップもミルクも付かない。水出しなので優しく深い味で、「アイスだから苦いんじゃないの」という不安は無用。重厚な木材をふんだんに使った昔懐かしい喫茶店のインテリアの中でお茶感覚で少しずつ味わう贅沢。勿論ネルドリップの温かいコーヒーも美味しい。それでいて新しい高級な喫茶店やオシャレなカフェのような取っつきにくさは全くない。

結構いい値段の喫茶店でこれだけ混んでいるのには理由がある。思い出横丁の雑踏のすぐ横にありながら、この別世界的居心地の良さ。私にとって食堂は食べるところだが、喫茶店は飲むところではなく居るところ。太田和彦さんの居酒屋の定義と似ているかもしれない。酒が美味しくても居心地が良くないと「居」酒屋とは言えない、みたいな。

思い出横丁の公式サイトで店内の様子が見られる。

今日のカメラ Sony α99 + ミノルタAF20mm F2.8

 

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