久しぶりに見ている大河ドラマ

久しぶりにNHKの大河ドラマを欠かさずに見ている。「八重の桜」。

若くて活き活きした人たちが登場するドラマは展開も早いし見ていて飽きない。馴染みのある登場人物も多いし、俳優達がみんな似合っていて上手い。八重さん一家、静かだが芯のある容保公。ベテラン勢も勿論安心して見ていられる。

そして会津弁が暖かい。武士社会の話だけだとどうしても怒鳴ったりかしこまったりしていて言葉が固くなるのだが、今は主な舞台が八重の家だから日常会話が楽しい。九州育ちの母も「どうしたの、なにかあったの」というとき「なんじょしたー」と言いたくなると言っているぐらい。お城が舞台の話では「なんじょしたー」なんていう言葉はまず出てこないだろう。「いかがなされました」みたいなことで。

東京で生まれ育った私でさえ「なにかあった?」と言われるより「なんじょした?」と言われる方が「心配されている」感じがするのはなぜだろう。聞き慣れない言葉なのに「暖かい」と感じるのはなぜだろう。

ちょっとだけ分析的に考えれば、「なに」より「なん」の方が軟らかい。「か」より「じょ」の方が突っ込まれてる感じがしない。そんな耳当たりというか、物理的な「音」の違いがニュアンスの違いになっているのかも。

夏になると私は日曜夜に世界二輪GPを見るから、録画するか土曜日に見るしかないが、そうしてでも続きを見ようかと思っている。

プロの評論家からは、事前のプロモーション(番宣)が多くて引いたという話が複数出ているようだが、私はそうも思わなかった。ただの番宣もあったかも知れないが、大抵が会津の紹介や歴史的背景などを「予習」させてくれて、それはそれで番組として楽しんだ。そもそも綾瀬はるかが出てくるだけでも良いじゃないかと。この番組は東北応援の意味もある。応援しすぎるということはない。

 

 

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このページは、onocchiが2013年1月30日 12:46に書いたブログ記事です。

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