旅フェアで面白かったこと。
各地の物産や観光パンフを並べているだけなら、各県の東京出張所やアンテナショップでいつも見られる。デパートの物産展でもいい。
しかし普段そういう所で見られない県もあり、先日紹介した各地のゆるキャラがいたりするのも旅フェアならではで面白い。
そしてもう1つは、各地の踊りや音楽をやっていたり、名産品作りの実演なども、こういう時にしか見られない。現地を訪れても、たまたま祭に出会ったり、職人技の見学など出来ない場合も多いわけで。
福島・会津から来場していたのは会津塗の伝統工芸士・曽根英昭さん。まわりに人がいたり、また去って行ったりする中で、黙々と作品を仕上げていく。生で見るチャンスはなかなか無いので見入っていると・・
完成品は金の部分が盛り上がっているのだが、それは金で盛っているのではなく・・・
こうして漆で描いて盛っているんですよと、描く手を止めて穏やかな笑顔で解説して下さった。
直接工芸士の方から話を聞けただけでも、会津塗、そして会津に対する親しみが増す。紙やネットで見る写真や映像だけでは絶対伝わらない部分。情報通信が進んでも、生の声には敵わない。
実際にこの方が働いている場所に行ったとしても、なかなか話し掛けにくいのが普通だから、こういうイベントが良いチャンスだ。
「しまなみ海道」からの展示はこの自転車。尾道製というので調べてみると、なるほど東尾道の優良企業ANDEXのスポーツサイクル事業部「凪SPEED」のシリーズ。大手格付け会社からトリプルaの評価を受けていて尾道では名高い企業で事業も結構手広いが、自転車を作っているとは知らなかった。自転車でも渡れるしまなみ海道の本州側起点に似合った事業か。
航空機や鉄道車両の塗装を手掛ける会社だからか、塗装は勿論、細部の仕上げがとても良く高級感がある。小径タイヤのミニベロで取り回しも良さそう。都内でも扱っているサイクルショップがあると初めて知った。
「尾道MADE」のロゴも洒落てます。SHIMANOで固めた駆動系が美しい。
ここからは「盛岡さんさ踊り」。本番の祭りでは大変な人数で踊るのだとか。さぞ壮観だろう。
達者な踊りと踊りながらの太鼓演奏。テンポが速く、手足の動きがかなりハードな振り付けで、ひととき楽しませて頂いた。
太鼓好きな私は特に太鼓を抱えて演奏しながら踊っているバックの女性のカッコヨサに惚れたなー・・
あとは写真のみで・・迫力が伝わるわけもないですが