夏の東京は湿度が高いから月の撮影には向いていない、と最初にお断りしておきますが、どれだけ大きく写るのかに興味があったので撮ってみました
画像全体を15%に縮小。全体の中にどれだけの大きさで入っているか見ていただくため。撮影データは最後に。
切り取っても1378×1366ピクセルあるので最大級のディスプレイとビデオカードがないと縦が入りきらないですね。うちのは入りません・・WindowsのIEで見ている場合、右下の100%と出ている部分を操作して75%にすると、小さくなりますが全体が見えたりします。
これが32000円のカメラで、三脚無しで(カメラを柱に押しつけながら撮りました)撮った物だと言っても、4,5年前の人は信じないかも?
しかし勿論数十万円のカメラと100万円のレンズと三脚を使えば、もっとクッキリ写ります。Nikonの一眼レンズに、現在は1000mmレンズが無いようなので、500mmレンズとテレコンバーターを使うしかないかも知れませんが。旧製品には1000mmがあったのですけど、いつの間に。まあ巨大だし、普通売れないか・・
クッキリといえば、私が愛用している「Paintgraphic2」という1800円しかしないお絵かきソフトに付いている「アンシャープマスク」を上の写真に掛けてみたのが次の写真。
違いが分かるでしょうか。分かりやすいように、一部を並べてみたのが次の写真ですが、ちょっと大目に掛けているので、かなり違います。
右が、クッキリした代わりに「滑らかさ」が落ちたのが分かります。私は普段「0.5」ぐらいを使うことが多いのですが、これは効果が分かり易いように「1.5」掛けたのでこうなりました。つまり、数字の設定次第でこの2つの中間ぐらいにも出来るわけです。
ちなみに先代のP500の810mmで撮ったのがこちら。一番上の写真と同じ15%縮小です。ホワイトバランス設定が今回と違ったので、ここではモノクロにしてあります。(Paintgraphic2で)当然ながら全体に占める月の割合が小さいです。
P500で撮った写真の原寸大から、P510で切り取ったのと大体同じ場所を切り取ってみました。大きさが小さいのは当たり前ですが、解像度などはどう見えるでしょうか。
気象条件などが違うので一概には言えませんが、少なくとも新しいP510が1000mmという無茶?な望遠にした割には、前より落ちてないように見えます。本体内の映像エンジンのJPEG圧縮の味付けなどもあるので、クッキリ演出すれば解像度が高く見えるとか色々あるとは思います。
というわけで、私にとってP510に買い換えた結論は、とりあえず先代のP500より悪くならなくて良かったなという事で一安心。
新しく方向キーの中心部分がジョグダイヤル風に回せるようになって、マニュアル撮影(シャッター速度と絞り)が楽になったのも高ポイント。
これ以上のレンズの長さはもういらないなあ。その先は天体望遠鏡の仕事ということで。
撮影データ 2012.7.31
湿度が高く肉眼でも月のまわりにうっすら輝く部分(もや)が見える日
露出・シャッタースピード マニュアル
ホワイトバランス AUTO2(電球色を残す)
ActiveD-ライティング off
幅 4608ピクセル 高さ 3456ピクセル
水平・垂直方向の解像度 300dpi
ビットの深さ 24
NIKON COOLPIX P510 V1.0
色の表現 sRGB
焦点距離 180mm
F値 F/6.6
露出時間 1/80秒
ISO感度 ISO-100